門柱・宅配ボックスについて【外構工事のプロが教えます!】
門柱で家の印象が変わります。来客がまず目にするのが門柱です。門柱は家の顔となり使っている素材、デザインによって印象がガラリと変わってくる為、外構工事を行なう際は重要なポイントになります。門柱は大きく分けると「造作門柱」と「機能門柱」の2種類になります。
「造作門柱」はブロックやレンガを積み上げして作ります。一般的にはこの造作門柱を門柱ということが多いです。「機能門柱」はエクステリアメーカーの建材商品をいいます。また、宅配ボックスもその1つです。荷物を受け取ることが難しいご家庭で需要が増えており、門柱に埋め込むタイプもあります。
外構工事をお考えの方は、宅配ボックスをご検討されることもおすすめします。
門柱で使用される種類とデザインについて
1.温もりのある質感や色合いが魅力「木製」
天然木やウッド調の人工木などを使用する木製の門柱は玄関ドアを木製にした場合に見た目の印象が良くなります。また、玄関アプローチや庭に植えた植物にも木製の門柱にすると合います。
2.ナチュラルな雰囲気に仕上がる「レンガ調タイル貼り」
レンガ調は、洋風な住宅に合います。レンガの持つ柔らかい色合いによって作れる門柱は温かい雰囲気を作ります。レンガ調タイルを使用すれば、家の外観を北欧風にすることが可能です。
3.シンプルでもインパクトのある「石調タイル貼り」
繊細な石面と自然な色幅のあるタイルが、洋風な住宅におすすめです。高級感のある門柱におしゃれな表札をつければ、ひときわ素敵な門柱になります。デザインによって石の表情が変わります。
4.家との一体感が作れるデザイン「塗り壁」
住宅を囲う塀をそのまま門柱として利用したりします。塗り壁の門柱は家との一体感が出るという利点があります。材質を合わせるため、家のデザインを決める段階から門柱のデザインを決めておく必要があります。
5.モダンでスタイリッシュな雰囲気「コンクリート」
コンクリートの打ちっぱなしで作る門柱は、モダンでスタイリッシュな雰囲気を作り上げます。コンクリートは生コンクリートを流し込んで形を作ります。コンクリートの無垢なイメージが好きな方には、シンプルでかっこいいと好評です。
門柱の選び方と設置時のポイント
1.土地の広さを考慮する事が必要
30~40坪程度の土地に門柱を設置するには、ポストと表札をメインにしたスリムな門柱など、省スペースなタイプの製品を選ぶことをおすすめします。
2.設置する時の適した広さ
門柱を設置する際の広さは使いやすさも考慮すると、2人が同時に通れるぐらいの広さがおすすめです。間口の広い敷地に門柱を設置する場合は防犯性も含めて広さを決める事は大事です。
3.郵便ポストを門柱につける場合
郵便ポストを門柱につける方は多いです。しかし、玄関から郵便ポストまでの距離が遠いと不便を感じるため注意が必要です。門柱に郵便ポストをつける場合、中身が見えたり、郵便を盗まれる点も配慮して施錠タイプを設置するのがオススメです。郵便ポストの高さは120~130㎝が適しています。
4.照明があると便利
門柱の照明は防犯対策としても大きな役割を果たします。一晩中点けていてもいいようにLEDやソーラーライトなど節電にも考慮して設置することをおすすめします。
造作門柱と機能門柱の特徴
【造作門柱の特徴】


造作門柱の特徴は、カスタマイズがしやすいことです。ブロックやレンガを使用して作る門柱は使用するブロックやレンガの種類を変えたり、ブロックに塗装したりとデザインの幅が広がり、オリジナルデザインの門柱を作る事が出来ます。
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■造作門柱の特徴1
建物で使用したタイルや、似たような塗装・素材を使用することで、建物の外壁とコーディネートできます。 -
■造作門柱の特徴2
レンガや天然石を用いることで、温かみのある門柱になります。また、レンガを張り付ける施工もありその場合はレンガで積むよりも安く仕上がります。 -
■造作門柱の特徴3
お気に入りの商品との組み合わせで他とは違う門柱デザインにすることもできます。最近では宅配ボックスも増えてきており、生活動線・生活スタイルによって、お好みの表札・ポスト・照明と自由に組み合わせて取り付けることができます。 -
■造作門柱の特徴4
ブロック積みはブロックのサイズ調整が可能なため、ガラスブロックを埋め込むことや、小窓を作ることもできます。また、ブロックの厚みを変えて段差を作ったり、化粧ブロックを使用したりと門柱の印象を変えることができます。
【機能門柱の特徴】


機能門柱とは、エクステリアメーカーの建材商品を言います。各メーカー種類は様々あるので、ニーズに合った商品を選ぶことができます。またスタイリッシュなものだけでなく、木調の素材を用いたものもあり、組み合わせによって様々な雰囲気の門柱を作ることができます。
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■機能門柱の特徴1
デザインや機能が豊富で建物の外観に合わせて機能門柱を選ぶことができます。スタイリッシュなイメージならブラックやシルバー系のシンプル商品、温かみを出したい場合は木目調のタイプを選ぶなど、商品のバリエーションが豊富なのが特徴です。 -
■機能門柱の特徴2
お客様の需要によって留守でも宅配便が受け取れる宅配ボックスと一体になった機能門柱の商品が多くなってきました。普段から頻繁に宅配を利用される方には宅配ボックス2つを設置できる商品もあります。 -
■機能門柱の特徴3
狭小敷地でも設置可能な機能門柱もあります。横幅が無くてもポールタイプの本体に縦型の埋め込みポストを取り付けるといったスマートなデザインもあります。 -
■機能門柱の特徴4
機能門柱の種類によっては、門扉やフェンス、カーポートとコーディネートができる商品もあります。外構全体でトータルコーディネートすると建物の印象が変わります。
宅配ボックスのおすすめサイズ
宅配ボックスのサイズはなるべく大きなサイズにすることをオススメします。
例えば、ヤマト運輸の段ボールサイズはよく使われるサイズは3つです。
60サイズの(27cm×20cm×13cm)
80サイズの(32cm×23cm×15cm)
100サイズの(38cm×27cm×29cm)
宅配ボックスの種類は豊富です。サイズも考慮して商品を選ばれることをおすすめします。
宅配ボックス付きの門柱について
宅配ボックス付きの門柱は、住宅や建物の玄関や門に設置される特別なポストや収納ボックスです。これらのボックスには、宅配便や郵便物、新聞、小荷物などが配達され、安全に受け取ることができます。
1.受け取りの便益:宅配ボックス付きの門柱は、通常の郵便ポストよりも大きく、異なるサイズの郵便物や宅配便を収納できます。これにより、住宅所有者は日常的な郵便物から大きな宅配便まで、異なるサイズのアイテムを安全に受け取ることができます。
2.安全性:宅配ボックスは耐候性や防犯性の高い材料で作られ、ロックや鍵などのセキュリティ機能を備えています。これにより、受け取った郵便物やパッケージは安全に保管されます。
3.多機能性:一部の宅配ボックスは、受け取った郵便物や宅配便を整理できる仕切りや段ボール容器を備えています。また、一部のモデルには受け取ったものを冷蔵する冷蔵庫や冷凍庫が付いていることもあります。
4.カスタマイズ:宅配ボックスはさまざまなデザイン、サイズ、色、仕上げで提供されており、住宅の外観やスタイルに合わせてカスタマイズできます。
5.配達の便益:宅配ボックスは宅配業者や郵便配達員にとっても便益です。配達員は住宅所有者の不在時でも、安全に郵便物や宅配便を収納でき、持ち帰る必要がなくなります。
宅配ボックス付きの門柱は、便利さとセキュリティを提供する優れた解決策であり、多くの住宅や建物で利用されています。
機能門柱メーカー別の特徴
【LIXIL】
住宅関連に特化したメーカーです。
宅配ボックスもセットになった機能門柱がおすすめで、カメラ機能を活用しスマホへの連動が可能な商品もあります。
【三協アルミ】
様々なエクステリア商品を製造しているメーカーです。
フェンスなども同じメーカーで組み合わせる事が可能なので、トータルコーディネートしやすいのも商品の特徴です。
【オンリーワン】
個性的な機能門柱を探している方におすすめのメーカーです。
特にGグリッターやウェルカムピラーは、他にはない独創的な商品名のが特徴です。
【四国化成】
公共系のエクステリア商品や塗装材・舗装材で有名なメーカーです。
建売住宅で利用されていることが多いです。
【YKKAP】
建物のサッシの色とあわせれば、敷地全体に統一感が生まれるので、
商品に迷った時はこちらの商品で揃えることをおすすめします。
【美濃クラフト】
日本の表札3大メーカーの一つです。
表札メーカーならではのおしゃれなデザインの商品が多いので、オリジナルを求める方にはおすすめします。
【トーシンコーポレーション】
FRPのプランターなどをメインで作っているメーカーで、
機能門柱の本体が吹付塗装仕上げとなっているのが一番の特徴です。
【MINO】
断熱材(発泡ウレタン樹脂)を使ったウッドデッキで有名なメーカーです。
木目調のデザインは本物と間違えるほどのデザインが特徴です。
【ナスタ】
ポストに強いメーカーです。そのため本体や表札よりも
ポストのデザインに力を入れているデザインが特徴です。