植栽について【外構工事のプロが教えます!】
主に常緑樹、落葉樹の大きな種別があり、常緑樹がエクステリアではよく使用されます。
その中でも人気の常緑樹を外構工事のプロがアドバイスします。
常緑樹の中でも高木といわれる大きく育つ樹木と低木といわれる大きく育たない樹木があり、植栽する場所に合わせた樹木の選定が重要となります。
植栽の外構工事でよく使用される高木について
- 1.シンボルツリーとして人気のある植栽「シマトネリコ」
- 2.清涼感のある香りが特徴の「ユーカリ」
- 3.冬でも青い葉をつける常緑樹「シラカシ」
- 4.モダン住宅によく似合うシンボルツリーの植栽なら「オリーブ」
【シマトネリコ】
街を歩けばシマトネリコにあたると言っても過言ではないくらい目につく植栽です。シンボルツリーとして人気のある植栽ですが、毎年剪定をしないと大木になってしまい手の付けられなくなる木です。植栽される方は、剪定を毎年される事をおすすめします。
シマトネリコの剪定は簡単でどの辺りで切っても、切った付近から新芽が出てくる為、好みに剪定すれば問題ないです。育てやすく手入れも簡単な事が人気の一つになります。また剪定した枝で挿し木し増やすことも可能です。鉢などに挿し木してミニシマトネリコガーデンも可能です。
シマトネリコには雄と雌があることをご存じでしょうか?見分けがつきませんので花が咲くかは運次第ということになりますが、6月頃に花が咲きその後種がなります。じっくり育てて花をさかせてみるのも植栽する醍醐味です。
【ユーカリ】
清涼感のある香りがユーカリの特徴です。香りはもちろん、見た目の可愛らしさからハーブとして人気があります。虫除けやリラックス効果などがあると言われており、生活の中にも多く取り入られています。
シルバーがかった緑の葉で、特に葉っぱのまるっこいマルバユーカリは不動の人気です。ユーカリの成長速度は早くあっという間に大きくなります。剪定はまめに必要です。年に数回の剪定が必要な場合もあります。少し手間がかかりますが、雰囲気のよいエクステリアにする為、外構工事にはかかせない木です。
【シラカシ】
冬でも青い葉をつける常緑樹です。ぶ厚くしっかりした葉をつけることが多い常緑樹の中では、シラカシは比較的薄めの葉をつけます。またシラカシは、どんぐりが生る樹のひとつでもあります。根が深いため、移植に向きません。よくよく周りとの関係を考えて植え付けるようにしましょう。エクステリアの相談はプロにお任せください。
【オリーブ】
オリーブは白みがかった小さな葉、こんもり茂る樹形や幹肌が美しく、お庭のシンボルツリーとしても人気です。ヨーロッパ風、地中海風のイメージのお庭にぴったりの木です。モダン住宅にもよく似合います。
オリーブは一年中緑が楽しめる常緑広葉樹で明るい葉色のおかげで、たくさん茂っても重たい印象になりません。最終的には10メートル以上に育つこともある高木です。地植えする場合は広めのスペースにして、小さなスペースなら鉢植えにするなど外構工事の際にご相談ください。地植えでも定期的に剪定するなどの方法で小さく保つことができます。
外構工事の植栽でよく使用される低木について
- 1.洋風の庭や生垣など、多く植栽されている人気の「プリペット」
- 2.強健でとても育てやすい樹木の「アベリア」
- 3.人気の観葉植物「マホニアコンフューサ」
- 4.縁起がよい比較的育てやすい「ナンテン」
【プリペット】
洋風の庭や生垣など、多くエクステリア工事で植栽されている人気の低木です。プリペットは生育旺盛で育て方が簡単なことから、洋風な庭、モダンな住宅などの外構工事で多く植えられている低木です。
特に白い斑入りのシルバープリペットが有名で、清涼感のある葉色が一年を通して観賞できます。最近では黄色の斑が入るレモンライムという品種も注目を集めており、庭や花壇を明るく彩るカラーリーフとしても活用されています。
プリペットは耐寒性、耐暑性があり、加湿や乾燥、潮風にも強い性質を持つことから、さまざまな環境に適応できる樹木と言えます。
プリペットが生垣に多く植栽される理由には、萌芽力が高い点が挙げられます。強い刈り込みや剪定に耐えることができ、つぎつぎと新しい葉が出てくるので、手入れも簡単です。葉が密につくため、外からの目隠し効果が大きいことも生垣向けとして外構工事に使われます。
【アベリア】
アベリアは耐寒性が強く、強健でとても育てやすい樹木です。お庭はもちろん公園や、公道の脇など多くの場所に植えられています。白や淡いピンク色で釣鐘状の小さな花を、5月中旬〜10月の長期間咲かせるアベリア。花は甘い香りをもち、庭木としてだけでなく、公園や道路脇などにもよく植栽されています。アベリアは初心者にも育てやすい植物です。
【マホニアコンフューサ】
マホニアコンフューサはガーデニングや鉢植えの観葉植物として、人気の低木です。
細長いスタイリッシュな葉をもつマホニアコンフューサは、日陰や病害虫にも強い常緑低木で、お花の少ない秋に開花することから、最近では色々な場所に植えられています。常緑性で冬にも花を咲かせるので、花が少なくて寂しく見えがちな冬の庭を、鮮やかに彩ってくれます。丈夫な性質を持ち、病害虫も少ないことから手入れがしやすく、初心者から上級者まで育てる人を選ばない事から外構工事に使われる植栽です。
【ナンテン】
ナンテンは中国原産の植物です。ナンテンは縁起がよいともされており、正月時に飾られます。ナンテンは比較的育てやすいので初心者向きでよくエクステリアの外構工事に使用されています。
彩りの少ない冬の庭に赤い実をつける「ナンテン(南天)」。小さくかわいらしい実を鈴なりに付ける姿が印象的ですが、梅雨時期には白色のかわいらしい花を咲かせます。縁起木としても知られるナンテンは玄関脇に植栽されていることも多く、古くから身近な庭木として親しまれてきました。